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柴又、寅さんの町で出逢う法華経彫刻:総集編

      2017/02/19

こんにちは、Web制作勉強中の”悟り系”です。

先日、久しぶりに法華経美術に会いたくなって、柴又帝釈天に行って参りました。

改札を出ると、さすがは寅さんの町。
寅さんがお出迎えをしてくれます。
帝釈天に向かう道も、焼き鶏屋や駄菓子屋、昔ながらのお蕎麦屋さんなど・・・

 

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あたたかくて懐かしい、そんなにおいがいっぱいの素敵な町。

前述の焼き鶏屋さん、
モツ煮込みも売られていて、とってもおいしそうだったのですが、
私は大吟醸の甘酒を購入。・・・うん、美味しい!!笑 ぐびぐび。

さてさて。
以前、柴又帝釈天にある法華経彫刻の1つ「提婆達多品」についてこちらの記事を書いたのですが、
今回は改めてすべての彫刻について、まとめておこうと思います。

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塔供養の図 序品第一
今、日月燈明佛の眉間から光が放たれると、
東方一萬八千の佛國土が照らし出されます。
それらの佛國土では、さかんに塔供養が行われているのが見えます。
このような光景が見られることは、
「法華経」が演説される前ぶれです。

金子光清 作

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三車火宅の図 譬喩品第三
三車とは、未・鹿・牛がひく三種の車のことで、
火宅とは、燃える家のことです。
われわれ凡夫は、火宅の中で遊びたわれる子どもと同じで
なんの恐れも感じません。
父親は、子どもたちを救出するために三つの車を用意したのです。

木嶋江運 作

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慈雨等潤の図  薬草喩品第五
 佛の慈悲深い教えは、あまなく地上を潤す慈雨と同じです。
今、雷神と風神が現れて、雨を降らし、大地には緑があふれ、
さまざまな花々が咲き誇ります。天人たちも地上の楽園に舞い降りてきました。

石川信光 作

 

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法華修行の図 法華品第十
インドでは、法師たちは森の中や洞窟の中で独り静かに修行しています。
しかし、虎や猿の危険があり、心淋しく、修行はきびしいものです。
その修行者を励ますために、佛が立ち現れたり、象に乗った普賢菩薩が姿を現すのです。

横谷光一 作

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多宝塔出現の図 見宝塔品第十一
「法華経」を信仰するところでは、多宝塔(多宝塔如来の塔)が、地面から湧き出してきて
人々の信仰をほめたたえます。
人々は歓喜にふるえ、一心にその塔を礼拝します。
人々の顔には、法悦のほほえみが浮かんでいます。

石川銀次朗 作

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千載給仕の図 提婆達多品第十二
阿私仙という仙人が、「法華経」という尊い教えを持っていました。
この仙人について私は千年の間、給仕のまことを捧げ、水を汲み、薪を拾い、
果の実を採り、ある時には仙人の腰掛けになりました。
法華経を知りたいための修行でした。

加府藤正一 作

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龍女成佛の図 提婆達多品第十二
「法華経」では、女性が成佛できることを説示します。
今、龍王の娘で、八才になる智慧にすぐれ弁舌さわやかなこの娘は、
多くの教えを理解し、不動の境地に達しました。
波の上にあって龍女が宝珠を佛に献げています。

山本一芳 作

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病即消滅の図 薬王菩薩本事品第二十三
「法華経」は、全世界の人々の病の良薬です。
もしある人が病にかかり、この「法華経」を聴く幸運に恵まれたら、
たちどころに病はなおり、不老不死の境地を得ることができるのです。

今関光次 作

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常不軽菩薩受難の図  常不軽菩薩受難品第二十
法華経功徳の図    薬王菩薩本事品第二十三
常不軽菩薩は、「常に人を軽蔑しない」という修行をしていましたが、
却って迫害を受けました。
また、「法華経」は、寒さに火を得たように、子のところに母親がきたように、
渡りに舟を得たように、闇に灯りを得たように救いの道を示すのです。

小林直光 作

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法師守護の図 陀羅尼品第二十六
「法華経」を受持・読・誦・解脱・書写することを、法師の五種の修行を言います。
まず経をたもうことを誓い、読み、あるいは誦じて、説き明かし、経文を書写して
法華経をひろめます。
修行する法師を天人も阿修羅も協力して守護するのです。

加藤寅之助 作

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この彫刻は、
大正末期から昭和9年に至る十数年にわたって制作・完成したものだそうです。
関東大震災の際は、彫刻材であるケヤキが焼失してしまい、
改めて全国からケヤキの原料を集め、完成に至ったのだとか。

高い技術もさることながら、彫刻を完成させようとする
彫師たちの力を感じます。

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彫刻ギャラリーを堪能したあとは、
太鼓橋を渡って庭園(邃渓園)へ。

赤い絨毯が敷かれた縁側から眺める、景色。
ゆったりとした時間が流れていて何とも素敵。

 

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(ここにはお茶のセルフサービスもあり、とてもありがたいのです・・・)
ほうじ茶、、あたたまります・・・。

この日は青空が透き通るような、晴天でした。
緑がキラキラしています。

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庭園には一周ぐるっと渡り廊下があるので、
余すことなく堪能することが出来ますよ。

今回ご紹介した彫刻は外壁にある彫刻ですが、
写真撮影が不可なお堂内にも、彫刻はたくさんあります。
お経を聴きながらの鑑賞もまたとても素晴らしいものがあると思います。

時間を忘れて、ぼ~っとしてしまう
そんな素敵な空間です。

是非一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

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